FLAAS Ver.1.3
Windows8.1における特定環境でのAdobe社製Flash Playerプラグインのバグ対処ツール
制作背景
- 特定の環境においてWindows8からWindows8.1にアップデートするとInternet Explorer、 Firefox、OperaのFlash Playerプラグインのムービー再生に不具合が発生します。
- 不具合の内容は、音声は通常通り再生されるのですが、動画が不特定のタイミング(負荷の高い時?)で 画面更新が1秒ほど止まってしまうという現象です。
- Adobe社様にも報告が挙がっているようなのですが、こちらの 掲示板(英語)でのやり取りからすると Adobe社様においては現象の再現も出来ていないようです。
- 上記掲示板でのやり取りでの情報でタスクマネージャーから「関係の設定」を行ってプラグインが動作する CPUを固定してやることで、とりあえず問題を解消出来ます。ですが、いちいち手動で設定するのは非常に面倒くさいので 自動で設定するツールを作ることにしました。
機能
インストールすることでタスクトレイに常駐して、5秒ごとに実行されているプロセスの監視を行います。
Firefoxの場合: プラグインの実行プロセス(FlashPlayerPlugin_*)を見つけると
自動で「関係の設定」を行い、プロセスが実行されるCPUを「CPU 0」に限定します。
Internet Explorerの場合: ブラウザ本体のプロセスに対して設定する必要があるため、プロセス「iexplore.exe」に設定を行います。
出来るだけ分散させてCPUにアサインしますが、Internet Explorerの場合はCPUの固定がブラウザ全体に影響してしまう為、あまり使用をお勧めしません。
Operaの場合: Internet Explorer同様に、プロセス「opera.exe」に設定を行います。
対象環境
OS | Windows8.1(他のバージョンのOSでは問題が発生していないハズです) |
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ブラウザ | Internet Explorer、Firefox、Opera (Chromeでは問題が発生しないようです) OperaにおいてPPAPI版のプラグインを導入した場合、私の環境では問題が発生しないようです。 逆にPPAPI版はこのツールを使用しても問題が解消しないという情報もあります。 |
ライセンス
- いわゆるフリーソフトになります。
- 営利、非営利を問わず自由に使用できます。
- ただし動作保証及びこのツールを使ったことによるいかなる損害も補償出来かねますので、あらかじめご了承ください。
- インターネット上での再配布行為はご遠慮ください。
使い方
- ダウンロード後、FLAAS_*_*_Setup.exeを実行してください。インストーラーが起動しますので、以降はインストーラーに従ってください。
- インストール後、スタートアップに登録され、Windowsへのサインイン時に自動で起動するようになります。
- タスクトレイに常駐します。
- アンインストールしたい場合は、通常通りコントロールパネルからアンインストールしてください。
注意点
- コードサイニング証明書を付けていない為、Windowsもしくはアンチウィルスソフトによって警告が表示されることがあります。 市販のアンチウィルスソフトでウィルス混入の無いことはチェックしていますが、通信路の安全等の確認を行い、使用者の責任で実行してください。
- このツールはFlash Playerプラグインのバグを一時的に回避するだけのツールです。Flash Player側(もしくはOS側)で問題が修正された場合は 必ずアンインストールするようにしてください。問題が修正されたかどうかは弊社で確認が取れた場合は、こちらのページで 通知する予定です。
- このツールはAdobe社様と一切関係がありませんのでこのツールに関してAdobe社様に問い合わせないようにしてください。
ダウンロード
FLASS Ver.1.3 | FLAAS_1_3_Setup.exe(サイズ:503KB) |
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バージョン
2015/03/19 Ver.1.3 | 稀に勝手に終了してしまうバグを修正 |
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2015/03/09 Ver.1.2 | Operaに対応(NPAPI版プラグインのみ有効) |
2014/06/17 Ver.1.1 | Internet Explorer向けの実装方法に問題があったのを修正 |
2014/06/15 Ver.1.0 | 公開版 |
サポート
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